第8回福岡演劇フェスティバルの共通チケットで最後の参加はこの舞台。
WATAGATAでお世話になる「14＋」の役者さん2人と韓国の役者（キム・ジョンソクさん）との3人舞台、韓国の脚本と演出で、2つの国の役者が言葉に頼らないステージをおこなうということで、興味津々。
イムズホールの入りも上々、演劇ファンだけでなくアート関係者の観覧も多かったようです。
舞台は悲しい手紙を受け取った3人、それぞれの方法で自殺を試そうとするけども、ためらい、実行できない、その様子は はたからみると「笑い」になる、次第に感情が高揚していって、後半は3人がスローモーションで殴り合う…。書いてしまえばざっくりなんですが、3人の役者さんの表情や間合いに、ぷっと吹いたり、ハットさせられたりして、感情がうまく沿っていく展開に、愚かであっても生きていくことが出来るのかもと妙な納得をしてしまったのでした。
わたしにとって、演劇の最後が「明日も生きてていいかも」という終わり方をするのは、よかった芝居であるという基準なので、その点ではとてもよかったです。
ただ展開が途中から読めてきてしまったので、欲をいえば、練ってほしいとこはありました。
アフタートークで出た「台詞ありましたよね？」については、余り気にしないんですけど、台詞のあるなしのことでなくて、もうすこしテンポというか、そぎ落とせるのかなと。
それにしても3人とも面白い表情でした〜
1回公演はもったいなかったですね。またどっかで再演しないかな。
で。
まさか自分がアフタートークすることになるとは〜。演出のファンさんと2人で最後お話させてもらいました。 日韓（韓日）、言葉をちがえど、歴史がちがえど、表現のなかで混ざって新しいことが生まれるのではないかと感じました。
みなさん、あたたかく見守ってくださり、ありがとうございました。
福岡（や日本の各地）で、釜山（や韓国の各地）で、生まれて来ている新しい動きを感じた夜でした。
＊劇団「14＋」
http://14plus.web.fc2.com/
＊Gongter_DA『Foolish』
2011/10/17 にアップロードされた動画 タイトル "Suicides" [4:27]
http://youtu.be/IWg5It48W6s
＜アートマネジメントセンター福岡HPからのデータ＞
Gongter_DA
『Foolish』
この作品はノンバーバルパフォーマンスである。せりふはなく、パフォーマーのリズムとテンポ、息の合った動きが劇を作っていく。自殺を試みる三人の登場人物に特定のキャラクターはなく、彼らが演じるそれぞれの人物は[ the man ]であり、[ somebody ]でもある。彼らの動きから人間の感情や欲望、即ち人間の本性というものを見せていきたい。劇を観ている間、観客は[ I ]でもあり、[ somebody ]でもある。また、目の前の＜彼ら＞の姿は＜我々＞自身でもあるかもしれない。この度、2011年からクリエーションされてきた『チャ・サル・ジャ』という作品を、再演出します。『チャ・サル・ジャ』とは、韓国語で、「自殺者」／「よし、生きよう」という対極の意味を持つ言葉です。今回は、日本の俳優（中嶋さと、吉田忠司／共に１４+）を加えた、新バージョンで上演いたします。
芸術監督＝キム・ヨンウォン
演出＝ファン・ユンドン
協力演出／アクティングコーチ＝コ・ジェギョン
出 演 : 韓国人俳優＝キム・ジョンソク
日本人俳優＝中嶋さと、吉田忠司
スタッフ : 舞台デザイン＝イ・ドンチョル
照明デザイン＝カン・ジュンファン
メイク＝チェ・ジナ
照明＝ペ・ユニ
音響＝キム・ソラ
制作支援チームマネージャー＝キム・ヨンシム
制作PD＝キム・ヨンスン
マーケティングPD＝ユ・シネ
マーケティングAD＝イ・ジョンウン
記録＝キム・ミンギョン
■日程■
5月23日 金 19時00分
開場時間：開演30分前
上演回数 : １回
上演時間 : 未定
未就学児児童の入場 : ×
■場所■
イムズホール
■料金■
■前売り : 一般／2,300円、ペア／4,000円、学生／1,500円
■当日 : 一般／2,500円、学生／1,800円 (全席自由)
その他 :
■チケット■
チケットぴあ
ローソンチケット(Lコード：84556)
アートマネージメントセンター福岡
■お問い合わせ■
主催(社)文化創作集団[Gongter_DA]
主催アートマネージメントセンター福岡
協力イムズ
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